残念です

 


インターネットで料理のレシピを見ていたときのこと、ある人のHPを見に行った。初めての訪問だ。するとスキルス性の胃ガンの人の、その病歴や療養のための食生活等が書かれているサイトだった。気になったのは最後に更新された日付が2ケ月以上前だったことだ。

 書き込みを読んでその人が1ヶ月以上前に亡くなったこと、30代くらいの若い女性らしかったこと、これからは旦那さんがHPの管理をしていくこと等が書かれていた。

 その人は病気のことを全部公表して、そのことで自らの病気を克服するためのエネルギーにしたに違いない。そして同じ病気の人への励まし、エールになることを期待したと思う。そして「自分はこうやって病気に勝って、今は元気になりました」というHPにするはずだったに違いない。

 生きることに真摯に向かい合った気持ちが伝わってきた。御冥福をお祈りします。