【危うい新秩序・下】多国籍軍参加 「既成事実」ひた走る

「米国の大儀」を賞賛して同盟強化にひた走る首相、実績作りを急いだ外務省。多国籍軍参加は両者にそれぞれの「果実」をもたらした。一方で国の指針にかかわる選択が、イラク情勢に左右されながら既成事実の積み上げの中で行われていく。その危うさは消えない。

             (今日の朝日新聞より)