さい帯血移植、細胞がん化

 白血病などの治療で、さい帯血移植を受けた患者4人が、提供者の細胞が、がん化して新たに発病したことが28日、日本さい帯血バンクネットワークの委員会に報告された。提供者の細胞のがん化は骨髄移植では知られ、さい帯血でもその可能性は予測されていたが、明らかになるのは初めて。ただ、バンクは提供者自身が発病するとは限らないため提供者に知らせない方針を決めた。