新株予約権差し止め

 ライブドアとフジテレビによるニッポン放送株争奪戦で、東京地裁は11日、ライブドア側の申請を認め、同放送によるフジへの巨額の新株予約権の発行を仮に差し止める仮処分決定をした。鹿子木康(かのこぎやすし)裁判長は「発行は現経営陣の支配権を維持することを主な目的とするもので著しく不公正だ」と述べた。同放送側は決定を不服として同日夜、同地裁に保全異議を申し立てた。

 最初の司法判断は申請から15日で示された。


 決定は、ライブドアが5日以内に5億円を担保として供託することを条件にしている。今後、新株予約権を発行する予定だった24日までに決定を覆す司法判断が出なければ、ニッポン放送新株予約権を発行できない。フジは公開買い付け(TOB)で同放送株の36・47%を確保し、あと約888万株の新株を引き受ければ50%を所有し、同放送を子会社化できた。しかし、計画は「凍結」を迫られ、主導権は筆頭株主ライブドアが握ることになる。

       (今日の朝日新聞より)






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