欧米型B型肝炎急増

 国内で流行していなかったタイプのB型急性肝炎が急増していることが、厚生労働省研究班のウイルスの遺伝子型解析でわかった。この肝炎ウイルスは欧米など海外から持ち込まれたとみられる。B型肝炎はこれまで母子感染対策で感染者を減らし、「成人が感染しても慢性化しない」とされてきた。だが、欧米由来のウイルスによる急性肝炎は慢性化の恐れがあり、新たな肝炎対策が必要になる。
       (今日の朝日新聞