芥川賞・直木賞

fukurouribon2005-07-14

第133回芥川賞直木賞日本文学振興会主催)の選考委員会が14日、東京・築地の新喜楽で開かれ、芥川賞中村文則(ふみのり)さん(27)の「土の中の子供」(新潮4月号)が、直木賞朱川湊人(しゅかわ・みなと)さん(42)の「花まんま」(文芸春秋)が選ばれた。
  (中略)
芥川賞の中村さんは愛知県生まれ。福島大卒。02年、「銃」で新潮新人賞を受けてデビュー。同作品と、野間文芸新人賞を受けた03年の「遮光」で芥川賞候補になった。同県東海市在住。受賞作は、幼少時に育ての親の虐待で土中に埋められたタクシー運転手が主人公。成長してからも死への欲求がやまない生活を、同じような境遇にある女性とのかかわりとともに描いていく。

 直木賞の朱川さんは大阪府生まれ。慶応大卒。02年の「フクロウ男」がオール読物推理小説新人賞を受賞。03年、「白い部屋で月の歌を」で日本ホラー小説大賞短編賞。同年の「都市伝説セピア」が直木賞候補になった。東京都足立区在住。 受賞作は大阪の路地裏を舞台に、怪奇色をにじませながら子どもたちの心を丁寧に描く短編集。

          (今日のアサヒコム)


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