脚付け根の骨折、高齢者に影響深刻

fukurouribon2005-07-19

 高齢者の寝たきりの原因の一つ、大腿骨頸部(だいたいこつけいぶ)(脚の付け根)骨折では患者の約9%が手術などの治療を受けてから1年以内に死亡していたことが、厚生労働省の研究班(主任研究者=萩野浩・鳥取助教授)と日本整形外科学会による調査で明らかになった。特に高齢者では運動能力低下から持病の悪化を招く脅威と確認され、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)予防と転倒防止の重要性が指摘されている。
        (今日の朝日新聞