素敵な器の店を見つけていい日だった


 今日は以前から友達と美術展に行く予定の日。お昼は140年という豆菜料理のお店。ところが見る予定の北斎展が2日前に終わっていることに朝、気がついた。豆菜料理のお店でのランチを楽しみにしていたけれど、いく先を急遽、スコットランド国立美術館展に変更。


 そこで困ったのが食事。アテもなく美術館の隣で済ませた。軽そうなところで「きのこと水菜のスパゲティのセット。これがベーコンが一杯入っていて、食べ終わるとスープのように油がお皿に溜まっていた。


 普段は油物はできるだけ控え、ベーコン・ハム類は添加物が多いのであまり食べない。それなのに外食だとしっかり入ってくるから困るのよね。だけど味は美味しくて、パンまでしっかり全部平らげた。


 この日、展覧会に行ったわけだけど、それより面白かったのが1軒のお店に偶然入ったこと。デパートや映画館など繁華街を抜けたあたり、突然住宅街になったところに、ひっそりと器や小物などを扱った店があった。客は誰もいなくて、きっとすごく高い店だろうなと思ったけれど、入ってみた。するとおしゃれな器たちは意外にリーズナブルな値段なのだ。店の人も気さくで器談義などをしてとても楽しかった。


 この街に来たらまたここに来よう、そう思える店や場所を見つけるとうれしい。その店もそういう所になりそう。


 たぶん彼女は資産家の娘で、資金繰りに困ることなく好きなものを扱っているのではないだろうか。若いのに、そのゆったりとした物腰が私たちをゆっくり寛がせてくれた。



      ++++++++++++++

          「私の時間」 http://fukurouribon.hp.infoseek.co.jp