同時多発テロ 情報当局に構造的欠陥

 01年9月に起きた同時多発テロを防げなかった理由を探ってきた米国の独立調査委員会は22日、「テロの脅威の重大性」に対する米政府の長年の認識不足が悲劇を招いたとする最終報告書を発表した。連邦捜査局FBI)や中央情報局(CIA)がテロ計画を察知する好機を計10回にわたり逸するなど、情報当局の構造的欠陥が国際テロ組織アルカイダにつけ入るすきを与えたと指摘。再発防止策として、連邦政府の情報機関を統括する新機関と「国家情報長官」を新設するとともに、連邦議会による監視体制を強化するよう提言した。
 




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