車いすの映画監督

 昨年秋に完成した映画「母のいる場所」が全国29カ所で上映された。老人ホームを舞台に、介護する人もされる人も自分らしく生きる家族の姿を描く物語だ。
 学生結婚し、出産。だが20代のころ、過労がたたり間接リウマチになる。その後、離婚を経験し、自立するため映画の世界へ。18年間、フリーの記録係として働いた。
 転機は45歳のとき。企画制作会社を起こし、、監督デビューする。
 最初は教育映画を手がけていたが、、リウマチが悪化し、7年前から車いすの生活に。同じころ、母親も痴呆症になった。その母と同居し支え合う毎日。
 映画の観衆に会えば、自らも病気のつらさを忘れる。「病気でも、老いても、助け合う関係があれば、人は夢を持って生きられるから」 
                   (槇坪夛鶴子さん 64)
(今日の朝日新聞 「ひと」より抜粋)

  



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