せともの祭で

fukurouribon2004-09-14

 数カ所の陶器市に行ったけれど、何回も行っているのが瀬戸市の「せともの祭」だ。今年も数年ぶりに出かけた。
 愛知県は来年「愛・地球博」を開催するが、それに向けて町がどんどん変わっている最中だった。道路の拡幅工事で店舗も改築され、「あの店にはこんな商品がある」という私の知識もすっかりうち砕かれた。ともあれ、川沿いに並ぶテントや店を順番にのぞいて楽しい時間だった。 
 
 こじんまりした店に入ると作風が同じなので作家が出しているところのようだった。そこで2,3点気に入ったものがあり、夫も気に入った器を1点購入した。
 厚みが1cmあり、鈍い光沢が特徴だった。屋根かわらのような焼き方をしていてとても硬い焼き物だそうだ。

 「これの作家さんはどなたですか?」 とレジでお金を払うときに聞くと、「はい、私です」とのこと。なんか得したような気分になった。作った人の顔が見えない商品を買うのと違って、作者と会話をしながらものを買うというのは、その作品がとても身近に感じる。次に行く陶器市でも(予定は無いけれど)作家のコーナーを狙おうと今から考えている。