アンニョンハセヨ

 朝、開店して間もない店で買い物をしていた。まだお客は少なかった。そのとき突然、男から声をかけられた。

 「アンニョンハセヨ」

 ヨン様みたいな若い男、なんてことあるわけ無いっしょ。2〜3歳のまだしゃべり始めたばかりという男の子。「アンニョンハセヨ」と私も挨拶した。

 彼はまだ何かを言いたそうだったのだけれど、モジモジして行ってしまった。

 最近外国の人がほんとに多い。ちょっと街にでると外国語が飛び交っていることも増えた。

 うちのマンションも5〜6軒はそうだ。近いところでは上の階が韓国の人。同じ階の1軒おいて隣がパキスタンの人。こちらはサリーのような民族衣装を着ていたので、会ったときに「インドの方ですか?」と聞いた。すると「パキスタン」と言われて、そうだインドとパキスタンは仲が悪かったんだな〜と思い、インドの方ですか、なんて聞かなきゃ良かったと後悔した。1階のエレベーター脇はご主人がアメリカ人だ。奥さんはあまり見ないが、ご主人はよく子守をしている。

 これからもっと外国の人が増えることだろう。世界情勢を勉強しておかないと近所付き合いも難しくなる。将来介護されるときには外国のヘルパーさんが当たり前になるんだろうな〜。



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