小さなお店が消えていく
今週で近くの八百屋さんが閉店した。そこは個人商店でちいさなお店。息子さんとそのお母さんがやっていた。その息子さんは「就職が決まったし、お袋も手伝いがきつくなったから」と言っていた。
そのお母さんは、野菜を買うと「いいね、このほうれん草はシャキットしていて美味しそうだよ」とか「このトマトの色、赤くて綺麗だね。美味しいよ」とか、野菜を褒めるのだ。買ったほうもそんなに新鮮でいいものを買えたのか、と嬉しい気分になる。
しかし、その隣にあった個人商店の集まりの小さなスーパーが閉店してしまうと、私も行く回数が3分の1に減ってしまった。1ヶ月くらい前だったか、駅前の商店街の八百屋で大袋いっぱい野菜を買い込んで店を出た瞬間、その八百屋のお母さんにばったり会ってしまった。浮気をしたようでバツが悪かった。
その店が突然閉店したのだ。私が行く回数を減らしたのが原因ではないけれど、もう少し行く回数を増やせばよかったかなと思う。近くに店があると何かと便利だったのだ。
私自身、以前は大型スーパーばかりで個人商店には足をあまり運ばなかった。しかし使ってみるとなかなかいいのだ。会話があるから商品のことが聞ける。隣にあった魚屋さんでは魚をいつもさばいてもらっていた。
こうしてどんどん個人商店が減っていくのだろう。残念なことだ。
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