もうちょっとでホームラン

 昨日は朝から37度台の微熱があった。とくに風邪を引いたとは思えないけれど、寝冷えかもしれない。


 朝は晴天で暑いくらいだったが、午後4時前には一転して風が吹き雨が降り出した。気温もぐっと下がってきた。その天気の変化と同時にひどい悪寒を感じた。久々に感じた、身体の芯から震えるようなゾクゾク感だ。


 きっと熱がでてきたな。38度台はいっちゃったかしら。雨の中を電車とバスを乗り継いで家に帰って来た。そのころはもう熱は出きったのかゾクゾク感はしなかったが、39.5度も体温が上がっていた。


 「うわ〜、もうちょっとでホームランじゃん。(40度でホームランのイメージ)」


 40度を越えたらビビッタと思う。しかし熱には強い体質なのか、教育なのか(母は37.5以下なら、大丈夫、大丈夫と言って学校を休ませてはくれなかった)、もう寝よう、思ったころ、お腹がグーグー言いだした。夕飯を忘れていた。寝られそうも無いからおそばを食べた。


 「そうだ、最近はこんな熱にお目にかかっていない、記念に写真を撮っておこう」


 母が、『アホの知恵は後でつく』と言っていたが、まさにそのとおり。1時間後体温計は39.4度、0.1度も下がってしまった。残念。


 なぜ急に熱が出たのかは不明だが、心配なのは『はしか』だ。まだやってはいないのだ。最近は大人がかかることが増えているというし・・・。


 はしかで思い出すのは、幼稚園のころ近所に住んでいた男の子のこと。はしかに罹ったが、突然「冷蔵庫が歩いてくる、洗濯機が踊る」と言い出したそうだ。運悪く頭の中をやられたらしい。子供心にそのことが強烈だったのだろう、何十年たっても思い出す。
 





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