ニャン情ばなし
先週、急な発熱があった時ネコたちに会いに行っていた。６ニャンズがいるが、そのうちの１匹バロンの話だ。
バロンはオスだ。以前５ニャンズのときは１匹だけ浮いた存在だったらしい。それが新入りの赤ちゃんルパンがやって来たら、そのルパンを俄然とネコッ可愛がりしだした。
そのルパンが屋根に登っていたときに、近所のドラネコに虐められそうになっていた。そこへバロンが割って入ってルパンを助けたそうだ。
バロンはそういう人情ならず、ニャン情に厚いネコなのだ。
先日、いつも昼間は放浪しているのだけれど、その日に限って何度も家に帰って来た。
なんだか変だというので近くの様子を見てみると、生まれたての猫を２匹どこからか連れてきて車の下で保護していたというのだ。家に何度も戻ってきたのはそれを知らせたかったからではないか、という。
しかし２匹は並んだまま動いた気配が無いのですでに死んでいたらしいのだが。
ネコでも虐められている仲間を助けたり、弱っている赤ちゃんを助けようとする。
ちょうどその日、『赤ちゃんポストが運営開始』というニュースが流れていた。
→「バロンは優しいね」と言ったら
「うるさい、当然のことだニャン」と怒られた。
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