自由学園・明日館
池袋駅から10分足らずのところに自由学園・明日館があります。これは重要文化財ですが、使用しながら保存されています。これ「あすかかん」と読むのだと思ったら「みょうにちかん」でした。変わっているのかな?それとも凝っているのかしら?
自由学園は羽仁吉一・もと子夫妻が大正10年に設立し、最初は女学校でした。なんて、私が知っているのはその孫が羽仁進で、その娘が羽仁未央ということくらい。
この建物が昔、帝国ホテルを設計したフランク・ロイド・ライトだというので、ちょっと興味があって見学にいったのです。
できるだけ当時の床や窓などを使って保存工事が行われています。古めかしい印象はなくとても居心地がいい空間でした。テーブルやイス、照明、幾何学模様の窓、どれもが暖かくて素敵でした。
こんなお洒落な学校で学べたら良かっただろうなぁ。私の通った学校の校舎はほとんど木造(これは良かったのですが)、ただただ古臭かった。ここは光の取り入れ方まで計算されつくしている。「まさに古きを尋ねて新らしきを知る」という感じです。
特に窓は、細い線が印象的なジャコメッティの彫刻を思い出しました。
外国の建築家の作品ですが、日本的な心さえ感じられました。
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