日光・月光 薬師寺展
会期が6月8日まで、混まないうちにと両親と上野の東京国立博物館に出かけました。奈良の薬師寺の日光・月光菩薩が東京で見られる展覧会です。
いつも展覧会は母とだけ、父はどうせ興味が無いだろうと思い込んでいたのです。しかし今回は展覧会は初体験の父も誘いました。
昨日は日傘をさしても歩いていると汗がでてくる暑い日でした。だから父が疲れたとかツマラナイとかの悪いイメージを持つと申し訳ない。早く涼しい建物に入りたい。
しかし、しかしです。なんと50分待ちの看板が出ているではないですか。
仕方が無いから幾重にも折りたたまれた行列に、しっかり並びましたよ。もう、汗ダラダラ。
でも展覧会はとても良かった。日光菩薩さんも月光菩薩さんも、高い位置からと、またその周りをぐるりと回ってとじっくり見ることができました。
お顔が静かで優しくて、ずっと見ていても飽きません。並んだ甲斐がありました。
父も杖をつきながら、疲れたとか足がいたいとか言わずに、喜んで会場を回ってくれました。
そうそう、この暑いのに単衣の着物を着て行ったのです。行列に並んでいるときは汗がでて着物なんて着てこなければと思いましたが、菩薩様にきちんとした格好でお会いできて良かったわ。
それからここには大きなユリノキがあるのですが、初めて花を見ました。ユリでなくてチューリップに似ています。これは明治14年に植えられたもので、東京国立博物館は「ユリノキ博物館」とか「ゆりの館」とも言われるそうです。
ユリノキです。 http://fukurouribon.hp.infoseek.co.jp/
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