北朝鮮からミサイル技術  パキスタン元首相が詳言 / 在任中93〜96年に購入

 パキスタアンのペナジル・ブット元首相は朝日新聞と会見し、在任中の93〜96年に北朝鮮から「長射程のミサイル技術を購入した」と詳言した。当時、外貨獲得のために核技術を外国に売る提案があがってきたことも明らかにした。
 またブット氏が首相になる前の軍事政権では「イスラムの国々に核を渡そうと交渉していた」とも語った。
 今年に入って明るみに出た「核の闇市場」はパキスタンの「核開発の父」カーン博士を中心とする「個人の犯行」とされているが、ブット氏の発言は核・ミサイルの売買やその計画が、遅くとも80年代から政権中枢を巻き込む形で動いていたことを示唆するものだ。

             (今日の朝日新聞より)






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