文化系人間の”ためしてガッテン”


 物理や化学はどうも好きになれなかったという程度の文化系人間ですが、実験は好きなんですね。リンゴでジャムを作ったのですがいつもの悪い癖が出てしまったのです。


 写真左の2つの瓶のうちの左側が<実と皮を一緒に煮たもの>。色が濃すぎたのです。リンゴジャムなのに赤みがかったコーヒー色なんです。実はグラニュー糖でなくきび砂糖を使いました。


 それでは皮をむいたら綺麗な色になるのかしら?それは右。<皮は一緒に煮て取り出した>。しかし色は皮付きより赤みがたりないくらいでやはり同じような色。つまり明るいベージュのきび砂糖で煮たらコーヒーのように仕上がることが分かりました。でもよく見ると落ち着いた良い色なんですけどね。


 しかしここまでやったらグラニュー糖でもやらねばならない。それが真ん中の写真。暖かく優しい色に仕上がりました。やっぱりリンゴ本人の色を活かすにはグラニュー糖しかないのです。
 

 このジャムをカステラにいれたらどうなるかしら? それが右の写真。実は私のカステラは依然としてしっとり感に欠けているし、おまけに今回は時間時間設定を変えてみたのです。しかし自分で温度を勘違いして失敗、色が濃くなってしまいました。


 実験はいつも、「やらなければ良かった」で終わるのです。




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          「私の時間」 http://fukurouribon.hp.infoseek.co.jp