いざ鎌倉へ

      


 鎌倉も、今年は桜の開花が早かったせいで桜はだいぶ散っていた。この時期に鎌倉に行ったのは、『宇野千代展記念香席』に入れていただくためだ。

 香りは「かぐ」のではなく、「聞く」のだというくらいの知識しかないが その香席は桜の時期に開催されて、千代さんの桜の豪華な着物が飾られた部屋で行われた。(残念ながら、その香席の写真は遠慮した。)


     


 やり方を教わりながら、まず3つの香りを順番に聞いた。次に同じ香木を順番をばらばらにして聞く。それらを最初に聞いた香りと照らし合わせてどの順番に出てきたかを当てる。

 かなり神経を集中させる高度な作業だ。私は1つしか当たらなかった。でも実は微妙な違いでほとんど分からなかったというのが正直なところだ。

 初めてのことで緊張はしたのだが、静かなお席で香りを楽しむ、とても心が開放されたような気持ちのいい時間だった。

 このお席のことはミセス・ベリーさんのHPで紹介されていて、おかげで貴重な体験をさせていただいた。ベリーさん、有難うございました。


        


 鶴岡八幡宮にお参りして、近代美術館で高橋雄由一、佐伯祐三、らの作品を鑑賞し、その近くの川喜多邸へ(写真下)。

 こちらは映画を通して国際交流に努めた川喜多長政、かしこ夫妻の邸宅。没後は鎌倉市に寄贈され、現在「川喜多記念館」の建設が計画されている。運良くちょうど一般公開をしていた。広い敷地の中央の大きな桜の木が印象的だった。

 
        
 



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