遊びすぎ、同期会

 学生時代のサークルの同期会があった。男6人、女6人、当時のメンバーの半数が集まった。20年ぶりの人もいたけれど、あまり変わっていないことに安心する。

 「変わっていないね」「若いよ〜」などと言い合うが、若い人が見たら似たり寄ったりの中年には違いない。しかし、と思う。

 乗り物に乗っていて、その横に同じスピードで走っている電車や車がいたら止まっているように見える。友達も同じだ。同じ長さの時間を似たようなスピードで生きているから、その時間があたかも止まっているかのように勘違いする。

 一瞬で昔に逆戻りできるのが学生時代の友達の良いところだ。

 しかし、生きるか死ぬかの大病をした人、大台を前に退職して資格を取るべく学校に通う人、今年の集中豪雨で実家が土砂崩れにあい両親ともども埋もれた人(幸いご両親は命拾いした)、両親を見送ったあとに兄弟の介護問題を抱えている人、γGDPが700あるから酒は控えるといいながら飲んでいる奴・・・。

 飲み食いした後は、カラオケ、しゃべって叫んで大笑いして、家に帰ったら午前様。その日は0時半に帰宅予定の夫が先に帰っていた。

 「アラ、大変」。遊びすぎました、ごめんなちゃい。



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          「私の時間」 http://fukurouribon.hp.infoseek.co.jp