四国88箇所をお遍路

         

 座禅会のお寺に観音様がいらっしゃった。その開眼供養に参加させていただいた。この観音様の台座の下に私もお経を書いた石が納められている。1000年は文字が残っているらしい。そのころ掘り返して確認したいものだ。

 その日だけ本堂に四国88箇所が作られていた。それぞれの写真とともに足元にはそのお寺の土が袋に入れられ置かれていた。その土を踏みながらお参りをする。土踏みといって実際にお参りしたのと同じ功徳があるそうだ。

 たまたま「いつかお遍路さんをしようよ」と言っていた友達と一緒だったので、「もう行かなくてもいいか」なんて言って笑った。でもそんなに簡単じゃあいけないよね。

 午後からは座禅、朝は5時起きだったので眠い。少し遠かったけれど玄米菜食のお店へ。その日のランチプレートを頼んだ。
 (ちなみにベジタリアンという言葉、菜食主義の人のことかと思っていたけど、VEGETUS(ラテン語)=「活気ある・生命力に満ち溢れた」という意味で、 英語のbegitable(野菜)とは違うらしい、ヘ〜だ)

         

 雑穀もあったけれど、ご飯は玄米をチョイス。青菜のサラダ、テンペとキノコの炒め物、もちきびとブロッコリーのオムレツ。他にもスープとカボチャや大根のトマトソース和えなど。
もちきびのオムレツとはタマゴに見えるところがもっちりとしたもちきびだった。

 座禅中は予想通り眠くて眠くて、隣のベテランの男性は船を漕いでいた。でも私は前でなく頭が後ろにこっくり動く。ここでひっくり返ったら下に落ちてコンクリに後頭部を打ち付ける。危ない、危ない。

 座禅後の住職のお話、「座禅の前にはあまり食べてはいけません」
 (そうそうあまり食べなくて正解、良かった。)
 「沢山食べると寝てしまいます」
 背中こそ叩かれなかったけれど、寝ていたのをお見通しだったね。