オルセー美術館展

 オルセー美術館と聞くとやはり行かずにはいられない。友達を誘ったら「今更印象派でもないでしょ」と冷たく言われた。そこで試しに夫を誘った。「行く」と言う。


 風が強くて夫は花粉症の症状が出てきた。最近は治まっていたから外出しない方が良かった。でも展覧会場に入ったら落ち着くだろう。ところが美術館に着き入場しようと思ったら、20分待ちのプラカードが立ち、警備の人たちが人々を誘導していた。


 ウイークデーなのに入場制限? 


 美術館で、祭日でもオープン初日でもない普通の日、しかも会期はまだ一ヶ月以上も残している。まさか行列して待つとは思わなかった。


 これは印象派人気のせいなのだろうか?並ぶ人はウイークデーということもあり年配の姿が目立っていた。やはり印象派が好きな世代が集まったのかもしれない。私とて学生のとき、印象派の展覧会に夢中で出かけたものだ。



 この展覧会ではセザンヌゴッホゴーギャン、モネなどの作品も並んだけれど、期待したほどではなかった。おまけに人ばかりでほとんど作品が見えない。しかし印象派の空気が感じられて並んだだけのことはあった。






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