なんとなく茶道

「茶道の勉強会に来ませんか?」


 せっかくのお誘いなので、喜んで伺うことにした。しかしどういう方たちが集まるかもし知らない。きっと若い人ばかりだろうな。私はといえば茶道、華道などいわゆる花嫁修業というものを若いときには反発してやってはこなかった。だから年くって行儀作法から教わるのも格好が悪いとは思うのだが・・・。


 茶道の知識は無いに等しいから、そこは着物でばっちり決めよう。


 生徒は4人、全員は初心者だった。私は若い方から2番目。年長者のふたりもちゃんと着物を着ていた。しかしそのふたり、茶道は初心者でもお花の先生。一番若手はピアニスト。私だけだ、無芸大食は。


 軽い食事も出されるお茶事を体験させていただき、花入が人数分並べられ、それに一人ずつ花を生けるという「花寄せ」も行った。お花の先生を前に華道のいろはも知らないで花を生けるのはかなり無謀なことだったが。


 このお稽古はとりあえず1年続くという。あまり深くは考えなかったけれど、新しいことを始めるのは良いことだ。頑張ってみよう。

 



  ++++++++++++++

          「私の時間」 http://fukurouribon.hp.infoseek.co.jp