朝倉彫塑館と10円饅頭
彫刻家・朝倉文夫の居室兼アトリエが現在、美術館として公開されている。舞台美術家の朝倉摂さんは娘だそうだ。
場所は朝倉自身が卒業した東京美術学校(現東京藝術大学)に近い、谷中。
作品は人体など一般的な彫刻も多い。しかし印象的なのが猫だった。多いときには自宅に15〜6匹の猫を飼っていたという猫好きだったそうで、1室が猫の作品ばかりの猫部屋になっていた。
中庭は「5典の水庭」と呼ばれる。それは「人間はその生き方に狂いを生ずると迷いもまた多くなり、ものの本質を見極めにくくなる」という自己警告の意味から作られたのだそうだ。
そうか〜、迷うということは、生き方が狂っているからなのか〜。
この美術館内ではお茶会も開かれるそうだ。
館内は撮影禁止だけれど、中庭はカメラ撮影は認められる。撮った。蚊に刺された。
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その帰り、ぶらぶら歩いて日暮里へ。駅の近くに10円饅頭が売っているというので捜した。間違って違う方角を捜していた。やっと見つけた。
直径4cmくらいあったかなぁ、その18個入りを買った。210円なり。1個10円なら180円じゃないの? なんて、そんなことは聞けなかった。ただこんなに歩き回って買ったのだから、不味かったら承知しないわよ、と思った。
そしたら美味しかった。
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