蜘蛛の糸

        

 この写真はこの夏に撮ってきた睡蓮です。時期はずれですが、似ているのでハスの代わりです。

 今日は、朗読会に行ってきましたが、内容は芥川龍之介の『蜘蛛の糸』などでした。朗読は舞台女優さんでしたので、声の表情の使い分けや強弱、感情の込め方、間の取り方など、本を読んでいるというよりも舞台を見ているような迫力がありました。

 その余韻を引きずっていたので、家に帰ってきて『蜘蛛の糸』を声を出して読んでみました。気分がいい。朗読会ももちろん素敵です。しかしただの音読もなかなか捨てがたい。

 ちなみに朗読会で聞いた話。『蜘蛛の糸』では地の底の地獄から、空の上の天国に昇っていきます。考えてもみなかったですが、たぶん万国共通に天国は上にあると思ってました。しかし中近東のほうには地獄が上にあって、天国が地下にあると考えられているところがあるそうです。暑い場所なので地下の涼しいところが良い所らしいです。へ〜〜〜、でした。

 



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