不思議なレストラン2
去年を表す漢字が「偽」でしたね。年金問題も、また老舗料亭や有名なお土産品まで賞味期限が偽りだったりしました。世の中は、相手のことは関係ない、いかに自分が得をするかだけで動いているのではないかしらと考えてしまいます。
しかし世間には素晴らしい人がいるものだと感心させられることも少なくありません。
この不思議なレストランの松浦さんもそういう一人でした。ソーシャルワーカーで精神科や保健所での仕事を通して、心を病む人たちが社会や家族の不理解から病気を再発したりする現状に心をいため、彼らのために一緒に食事が出来る場所を作ったのが最初だったそうです。
障害を抱えた人たちは傷つきやすく、根気強く、真正面から向き合っていかなくてはなりません。それを20数年も続けてこられました。
創立23周年だったか、その記念のセレモニーが数百人収容のホールをいっぱいにして開催されたそうです。そのビデオを見せていただきましたが、こちらのメンバーさんが全員舞台でこの20数年を劇のようなスタイルで見せてくれました。
人が真剣に生きる姿には感動します。そして私利私欲抜きに人のためにする行為には頭が下がります。
そして人間も半世紀を生きると、自分は何か人の役に立っているのだろうかという思いもあるわけで・・・。わが身を思うにつけ、こんな風にボーっと人生を過ごしていいものかと考えてしまったのでした。
++++++++++++++++++