丸いもの

前回「黒いもの」で、黒といって思いつくものがなかったのでしょう、腹黒いなんて書いてしまいました。あとで読み返して、何てことを書いているのだと反省しました。ほかに良い言葉は無かったんかいな、ゴメンなチャイ。

 ところで昨日は節分、豆まきしました。ピーナッツなどを撒くところもあるようですが、うちは一般的な炒った大豆です。私は20粒食べました。しかし夫は、おかずが少なかったからでしょうが、100粒くらい食べてました。←オイオイそんな年か?

 じつは豆まきながら、一方では味噌玉を甕に投げ込んでいました。今年の味噌仕込みも終盤です。

 最近年のせいか、すぐに涙が出てきます。以前評判になったときに読んだ本ですが、「がんばらない」(鎌田實著)をまた読み返しました。諏訪中央病院の医師が出会った患者さんや医療についての本ですが、こんな内容だったかしら? すっかり忘れているのに我ながらビックリしました。物忘れが進んでいる。

 それ以上に人間の優しさや、強さや、どうしようもない辛さに涙が出て・・・。昨日は外出先でも続きが読みたくて空いた時間に休憩室で読みました。周りに人がいるのにタオルのハンカチが手放せません。涙が出るとすぐに目がブーっと腫れるのを気にしながら拭った顔を上げました。

 その時白髪の女性の後姿が目に入りました。彼女がやや大きめの手鏡で化粧直しをしているのです。若い子は人前でもお構いなくやっていますが、この方は70代後半とお見受けしました。もちろん人前でなく、壁に向かったテーブルに腰掛けていましたので、内緒で鏡を見ていたのですが。角度の関係でそれが見えちゃったのです。

 若いころはその若さだけで、化粧をしなくても良い服を着なくても綺麗です。でも年を取ったら身なりに気を付けなくては、と思っているのに。ファンデーション使うのは月に数度、朝に口紅を塗ったら剥げても塗りなおしたりあまりしない私。反省をしたのでした。←でもすぐ忘れる

 そして「がんばらない」を頑張って読み終わりました。この本の心を実践していきたいと思いました。



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