定家さん

 最近、書道のかな文字が素敵だなと思っていたのです。さらさらと流れる書体は見ているだけで気持ちが良いのです。しかし残念なことに読めないのですけどね。
 
 見ても分からないのですけど、上野に「冷泉家/王朝の和歌・守展」に行きました。

 私は王朝の文化には疎いので、あんなに混んでいるとは思いませんでした。いつも展覧会では思います、自分のことは棚に上げてですけどね、もちろん。

 みんな好きで来ているのかしら?どれほど理解しているのだろう?ほんとに興味あるの?

 それにしても冷泉家は公家文化を800年にわたり受け継いできたのは凄いことだと思います。重要文化財や国宝がいくつもありました。家にお宝がいくつかある、困ったら売れるというのと違いますから。後世に伝えなくてはいけないのですからね。

 書を中心に見ましたが、新古今和歌集の選者の藤原定家さん、意外と字は上手くないのね。本人もそう思っていたらしく、でも後にはその独特の書風を定家様といって、みんなが真似たそうだけど、家系の人は誰も継承しなかったそうな、面白いなぁ。

 定家のお父さんの俊成さんは千載和歌集の選者で、この人の字は男らしくて上手だった。←なんて失礼な。

 ところで私よりずっと年上の知り合いと一緒に行ったのだけど、彼女は腰が痛いと騒いでいたのに、私のほうが先にバテました。アラカン過ぎるとあんなに元気になるのでしょうか?アラカンは元気な人が多いと絶対に思ってますが、いかがなものでしょうね。



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