大根の桜海老あんかけ

 冬は根菜類がとても美味しいです。なかでも大根は、味もしっかり入った柔らかい煮物にすると格別です。喉もとをゆっくり通って胃袋に落ちる。その過程すら楽しみたい。


 そのためには大根を早めに煮て、ゆっくり冷ましておかなくてはなりません。しかしできるだけ早くに、作ってそんなに待たないで食べたいものです。


 以前、大根は桜海老やナントカで煮ると柔らかく早く煮えると聞いたことがありました。ナントカのほうは忘れましたが、桜海老は香りもいいし、我が家の定番になりました。


           


 小振りで深めの土鍋に昆布(3cmくらい)を敷き、その上に2〜3cm厚さの大根を、入れにくければ半分に切ってきっちり並べます。その上に桜海老をのせて、水を2カップほど入れ、初め中火で煮立ったら弱火でゆっくり煮ます。
大根が柔らかくなったらみりん(小さじ1)、しょう油(大さじ1〜2)、塩少々を入れてさらに煮る。途中で大根に汁が掛かるように水を足しておくと大根がシワシワにならないですみます。


 大根が柔らかくなったら、味をみて薄ければしょう油を足して味を調え火を止めます。出来れば新聞紙で土鍋を包んでおくといいですね。

 
 食べる直前に温め、大根を器に盛り、汁は水溶きかたくり粉でとろみをつけて大根にかけ、青みを添えます。
今回はセリをあしらいました。ブロッコリー、さやえんどう、菜の花なども美味しいです。
 



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